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「貴方はピエロの怪人に化け、鳥ゾンビ教授が持つ『食人族』のフイルムを盗み出し、 皆の注目を集める様に逃げ去り、わざと帽子を落として金髪のカツラを見せた。 これでサンドラ・ジュリアンに疑いの目が行くはずだった。」 「しかし、二つのミスをした。 一つは食人映画に興味のない貴方は『食人族』と『人喰族』を間違えた。 もう一つは、慌てた貴方は一気に地獄の門を通り抜けた・・・。」 「岸田君、それのドコがおかしいんだ?」 「私が彼に会って確証を持ったのは、この事です。 サンドラ・ジュリアンの身長は、私と同じ180センチ。 地獄の門を通るには、体をかがめなくては成らない。思い出してください、皆さん!」 「あの時のピエロは・・・かがめてない。」 「そうだ、その通りだ。」 「うん、うん。」ざわめく一同。 「この中で、体をかがめないで通れるのは・・・ロザリンドさん、貴方だけです。 さらに駄目押しに、自分に予告状を出しましたね。」 教授が疑問を出す。「待ってください、岸田さん。そんな変化していく事態を見越して サンドラさんは、犯行声明や予告状を書いていたのですか?」 「いいえ、違います。警部、筆跡鑑定は、何と照合しました?」 「膨大な彼の原稿からだよ。」 「そう、彼は悪筆なのを気にして、ある人にあらゆる書面を代筆してもらっていた。 ・・・そうですね、ロザリンドさん。」 「えっ、予告状は、ロザリンド婦人が書いていたのか、一杯喰わされた!」 「この一貫性のない行動に、私以外にもう一人疑問を持つ者がいた。」 「私の教え子の黒猫君だね。」 「はい。探偵趣味の彼女は、無謀にも貴方に揺さぶりをかけた。 それを知ったダゴンは、ご褒美がもらえなくなることを怖れ、ジョギリを持ち出し ピエロの怪人となって彼女を殺害、上手い具合に貴方は盗難の被害者になった。」 「この件は、ロザリンド婦人ではないのか。」 「地獄の門を使わず、危険を犯して自動車で逃走しています・・・。 そう、彼は貴方の役に立った。いや、立ちすぎた。 彼は棺の中に入れた『スクワーム』を、火葬になる前に取り出し、隠し持ち コピー品と知らず、貴方をアパートに呼び出し渡そうとした。 余計な事をした彼が、そろそろ邪魔になった貴方は 銃器を使うナイトメア・シティ・ゾンビを使って殺害。同時にコピーテープも破壊した。 そして、私に気付かれていたと思っていた貴方は、 車から降りる時ジュースをこぼして、私の車クリスティーンを怒り狂わせた。 しかし途中で気がついた私は、散歩派君に転落地点を無線で知らせ 救助に来てもらっていたのです・・・どうです、ロザリンドさん?」 ―つづくー |

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