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「私も聞きたいわ、岸田さん。」 「貴方とmani氏は、怪奇収集趣味を通じて知り合った。 そして、彼の収集品の『スクワーム』のビデオに、貴方は魅せられた。 貴方はダビングするので貸してくれるよう頼み、mani氏は心快く貸してくれた。 それを、パッケージもデジタルコピーして作り、コピーテープを入れて返した。 が、あのパーティの後、彼は気付いたんです。」 ――回想―― 「ロザリンドさん、返して頂いたビデオ間違ってましたよ。」 「あら、ゴメンナサイ。帰ったら直ぐ探してみますわ。」 「いや、すいませんね。」振り返るmani氏を、冷たく見つめるロザリンド・・・。 「そう、その事が貴方に計画を、実行させる事になった。 書生のダゴンがスターウォーズ・マニアと知った貴方は、グッズで仲間に引き入れた。 おおかた、お歳暮にもらった「高級ライトセーバー詰め合わせ」か、 鉛筆のおまけの「ジャンゴ・フェットの首チョンパ」で誘ったのでしょう。 ダゴンは、指定された時間にmani氏を、地獄の門まで誘い出した。 そうしないとヨレヨレゾンビでは、彼の部屋まで行くのに朝まで掛かるから・・・。」 僕とダリオと校庭でが口を出す。 「しかし、mani氏も知らない門の使い方を、どうして知ってたんです?」 「彼女は、イタリア旅行に行った時、地獄の門を見つけた。 しかし高くて買えなかった。が、門の使い方の古文書を密かに持ち帰っていた。」 「なぜ、そんな事まで貴方に分るの?!」 「前に地獄の門について、お聞きしましたね。私は、貴方が何かを隠していると思い イタリア超常美術協会のアーサー伴氏を訪ねていたのです。」 ――回想―― 「オゥ!ソウデース。キシダサンノ、イウトオリデス。 ジゴクノモンハ、ソレダケデハアリマセン。 ツカイスギルト、ソノヒトヲノミコンデ、スガタヲーケシマース。」 「その人は、どうなるんです?」 「ゾンビトシテ、ツギノモチヌシニ『あぁ野麦峠』ノゴトク、コキツカワレマース。 コノコトガ、カイテアルコモンジョハ、チイサイノデ、キズカナイウチニ コビジツテンカラ、ナークナッテマシタ。」 「門を使うのは、三人の魔女との契約でしたね。【メイター・サスペリオム】 【メイタ―・ラクりアム】【メイター・テネブラルム】・・・。」 「えっ、あの手紙の謎の言葉かい、岸田君!」 「そうです。サンドラ・ジュリアンの小説では、あのピエロ人形と手紙で 第三者の犯行と思わせるはずでしたが・・・。 所詮はダジャレ狂いの変格推理作家が考えた事。近しい人間が怪しいと思うのが普通。 そのため貴方は、せっかく、棺にコピーテープを入れてビデオの存在を消したのに、 次の犯罪を起こさなくては成らなくなった。」 「それが、私の別荘に現れたピエロの怪人だね。」 「そうです。書生のダゴンから疑いの目をそらし、作られた犯罪目的も 明らかになる方法だったんです。」 ーつづくー |

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