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事情聴取が終わって、警視庁から出てくるロザリンド。 「お宅まで、御送りしましょう。」車から岸田が声をかける。 「良いんですの?」 「そのまま空港へ行く用事が有りますから。」 車は、ロザリンドの屋敷を目指す。「ダゴンさんが、今度の事件の犯人だなんて。」 「そうです。しかし彼一人では不可能です。」 「それでは、もう一人はサンドラ・ジュリアンさん?」 「・・・・・かも、しれません。 しかし私は、この一連の事件に関わった誰か。では、ないかと思ってます。」 「それは・・・誰?」 「誰でしよう。まだ頭の中に在るだけで、誰にも話してませんが・・・。」 「そうですの。」 ロザリンドの屋敷の前で彼女を下ろす。 「岸田さん、気を付けて・・・。」走り去る車を見送るロザリンド。 車は海沿いの道を走る。いくつかのカーブを曲がった時、車の異常に気付く。 「スピードが落ちない。」ブレーキを踏んでも効かないで、スピードを増していく。 助手席を見ると、シートにジュースがこぼれている。 「クリスティーンを、怒らせてしまった!」 車はスピードを増して、ついにガードレールを突き破る。 宙を舞って途中の岩に激突して爆発、そのまま海中へ・・・。 次の日の新聞記事。 ―――名探偵岸田裁月、車ごと海中へ落ちて行方不明。――― ―――岸田探偵、死亡か?――― ―――今日からタバコ値上げ――― 屋敷で、その記事を読むロザリンド。 「きっと、お酒も値上げね。」悲しそうな目をして立ち上がると、地下室へ降りていく。 地下室には、さまざまなコレクションが並んでいる。 『フアンタズム』のキラーボール、『デモンズ』のヘリコプター、 ビデオラックには『スクワーム』のテープ、そして・・・・・地獄の門。 映画チラシを巻き散らかし、その中で戯れるロザリンド。 「今、私は世界最高のコレクター。」目を閉じて恍惚の表情。しかし、その時・・・・・・。「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ。」地下室に謎の声がコダマする。 「誰?誰なの?」 「私ですよ、ロザリンドさん。」 「あ、あなたは、サンドラ・ジュリアンさん!」 ロザリンドの顔が恐怖の表情に変わった。 ーつづくー |

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