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黒猫がビルの屋上に、ロザリンドを呼び出していた。 「貴女と、ビエロの関係は・・・愛人関係?手下、それとも金銭関係?」 「何ですって!言いがかりは止めて。」 「いいえ、mani氏がいない今、あなたは最高の怪奇コレクターになったはずよ。」 「失礼な!彼が亡くなったからって、コレクションが私の物になる訳ではないのよ。 もう、失礼しますわ。」足早に立ち去ろうとするロザリンド。 「しらばっくれてもダメよ。私は、名探偵の岸田さんと張り合っているのよ。 今に、決定的な証拠をお見せしますわ。」 一瞬足を止めるが、振り返らず立ち去るロザリンド。 「警部、ピエロには共犯がいると思うんですが。」 「岸田君、黒猫という女子大生もそう言っていたよ。」 「会ったんですか?」 「ロザリンド婦人が怪しいので、ぶつけて見ると言っていたが。」 「そこまで言い切ったのなら危険だ。今、この物語のどれぐらいです?」 「半分ぐらいだから『土曜ワイド〜』なら10時前って処だな。」 「いかん!彼女が危ない。」 「え、なんだって?」 「そろそろ、シャワーシーンが有る筈です。 『水戸黄門』なら、かげろうお銀が風呂に入ってる頃です。」 愛車クリスティーンを急がす岸田。「警部、タバコの灰を落としては、いけませんよ。」 黒猫のマンション、彼女はシャワーを浴びている。すりガラスの向こうに人影が・・・。 「だれっ?」声と同時にピエロ姿の男が!手には、ジョギリが光っている。 「きゃあっ!」ジョギリでめった刺しにされる黒猫。 風呂場が血の海になった頃、岸田たちが現れる。 「遅かったか!」落ちてるピエロの帽子を手に取る岸田。 「岸田君、犯人はロザリンド婦人?」 「いいえ傷口は深いです。女性の力では無理です。」 ――そう、ロザリンド婦人には不可能だった。 なぜなら、屋敷に帰るとジョギリが無くなっており警察が来ていたからだ。―― 「岸田君、黒猫のマンションから逃げるピエロの男が目撃されてたよ。 それと・・・今までの手紙の筆跡はサンドラ・ジュリアンの物だったよ。 やっぱり、犯人は彼かねぇ。」 「・・・散歩派君、ピエロから想像するものは?」 「サーカス、チンドン屋、ゴダール、、年齢不詳、う〜ん性別不明・・・。」 ――証拠は、「犯人はサンドラ・ジュリアン」の方向に向かっている。 しかし、彼がインフエルノの道化師なのか? いずれにせよ、彼が現れなくては・・・。―― ―つづくー |

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