|
――私は呼び出しを受けて、ロザリンド婦人の屋敷をたずねていた。―― 「ところで、地獄の門と言うのは?」 「地獄とこの世をつなぎ、使いこなせば別な所へも行けるそうです。 けれど閉め忘れると、ゾンビがヨレヨレと出て来るそうですわ。 私もイタリア旅行へ行った時、見付けましたけど高くて買えませんでしたわ。」 「なるほど・・・。そういえば、貴方もコレクターでしたね。」 「私のコレクションって、たいした事無い物ばかりですよ。」 「拝見しましょう。」 部屋に飾られている物を、歩きながら説明してもらう。 「『サランドラ』のポスター、『サランドラ』の告別死者状、 『サランドラ』のアイ・ガード、そして、『サランドラ』に出て来たジョギリ・・・。」 「出てましたか?」 「(キッパリと)出てました。」 「・・・これは、『スクワーム』のビデオでしたね。」 「ええ、パッケージも中身もコピーですけど。」 「で、今日届いた物とは?」 「これですわ。」 「緑色のピエロと手紙。――メイタ―・テネブラム。」さらに、もう一枚の手紙が・・・。 「今夜12時、逸品ジョギリを頂く。――インフエルノの道化師。――」 「ふむ。始めに意味不明の人形、次に犯行声明、今度は予告状とは・・・。 行動が一貫していないですね。」その、こわばった表情を見つめるロザリンド。 「岸田さんって・・・怖い人かもしれませんわ。」 「私が?はっはっはっ。」 しかし厳重な警備に恐れをなしてか、その夜ピエロは現れなかった。 次の日、岸田探偵事務所に来客が・・・。 「私、鳥ゾンビ教授の教え子の黒猫と言います。」 「ご用件は?」 「私、探偵に憧れていますの。それで、教授に岸田先生を紹介してもらったの。 今度の一連の事件は、ただの物取りとは思えませんわ。」 「同感です。」 「やっぱり!私の推理を聞かせましょうか。犯人は、mani氏の殺害が目的だった。 それを知られたくないために、目立つピエロ姿で盗みを働いた。」 「さすがですね。」 「まぁ、嬉しい!!名探偵の岸田さんにほめられて。 それじゃあ岸田さん、どっちが犯人を当てるか競争よ。」はしゃいで出て行く黒猫 「先生、何ですあの女。」 面白くなさそうな散歩派少年。 「無茶をしなければ良いがね。」 ――しかし、私の予感は的中する事になった。―― ―つづくー |

| 広告 | [PR] 英会話 花 ドラマ 映画 激安 | 無料レンタルサーバー ブログ blog | |