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「サンドラ君、この『トラウマ』ってのどうする。」 「う〜ん部長、『上映中、貴方の首がなくなります』ってコピーで クライマックスで試写会場に雨を降らすんですよ。ばーちゃるシステムって奴ですよ。」 「・・・・・・・・それで行こう!」 「サンドラ君、洋画部が『惑星ソラリス』と云うのを買ってきたんだがね。」 「あー、あの眠くなる映画ですね。」 「どうする?」 「う〜ん、長いので75分に切りましょう。 残ったフイルムは新撮部分を付けて、もう一本作りましょう。」 「・・・・・・それで行こう。」 「部長!が、外人が来てます。」 「どれ?あー「死霊の盆踊り」を作ったA・C・スティーブンって奴だ。 呼んでもいないのに来日しおって。」 「どうします?」 「とりあえず、榎本君お茶入れて。サンドラ君コピー考えて!」 「え〜と、『思考停止の恐怖』。」 「時間が無い、それで行こう。」 「サンドラ君。」 「何です部長。」 「今度『エル・サント対ブロブ』というのを買ったんだが。」 「知りませんよ、もう。」 「サンドラ君。」 「はい部長。」 「今度、宣伝部でも買い付けする事になってね。」 「そうですか。」 「ここでもブルース・リーがブームみたいだから、空手映画を買ったんだがね、 『ドラゴンの逆襲』『新、死亡遊戯』『帰ってきたドラゴン』『決闘死亡塔』etc・・・」 「・・・値段で決めましたね。」 「サンドラ君。加奈子君と、この服着て。」 「なんです?部長。 この、イーブル・クニーブル(70年代オートバイ・スタントスター)みたいな白い服は?」 「君たちは、今からメガフォース特別宣伝隊員だ!」 「アレ、買ったんですか?」 「サンドラ君、大変だ!」 「何です部長。」 「『ジャングル・プリズン』と『バトル・プリズン』を、間違えて送ってしまったそうだ。」 「え!上映今日までだし、クレーム来てませんよ。試写で気が付かなかったんですか?」 「君、見分けが付くかね。」 「それも、そうですね。」 「いや〜、部長。昨日『美少女仮面ポワトリン』(‘90特撮テレビ番組)を 見ていたら、大杉漣が出てましたよ。」 「君、何を見ているんだね。カゼひいてるんだから、仕事は榎本君に任せて寝てなさい。」 「ふぁ〜い、加奈子さん後よろしく。」 「体は大事にしなきゃなぁ。」 (ん、体は・・・大事にしましょう。)「部長!『死霊のしたたり』のコピーできました。」 「サンドラ君。」 「はい、部長。」 「不安なんだが、このコント受けてるのかね?」 「う〜ん、皆さん良い人だから最終回(13回予定)まで、やらせてくれるでしょう。 それより、『ビースト・巨大イカの大逆襲』の試写会、失敗でしたね。」 「あ!炎上シーンで君の言う通りに、客席の後ろで七輪でイカ焼いたら 画面が見えなくなったじゃないか。」 「でも、売店は売れましたよ。みんな美味しいって言ってましたし。」 「じゃあ、いイカ。」 「サンドラさん、風邪治りませんね。」 「イタリア風邪だったりして。わははは!」 「?????」 「榎本さんには、分らないですね。加奈子さん、どんな映画見るんです?」 「『タイタニック』面白かったですよ。流行ってますよねぇ!部長。」 「そうかね。サンドラ君!」 「部長、タイタニックって付く映画は全部抑えられてますよ。ブームですから。」 「う〜んんん、船が遭難する映画・・・・・(!)『フイツカラルド』」 「山に登ってどうするんです!」 この作品は平成15年2月23日から平成15年3月2日まで 『ダリオ・アルジェント後期作品』に掲載されました。 |

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