お名前: ooshima

『ブギーナイツ』

遅ればせながら初めて観た。新年早々おめでたい映画である。

何だか「エド・ウッド」と「ジョン・ウォーターズ」が同居したみたいな映画だった。
エド・ウッドを強く感じるのは、バート・レイノルズ演ずる監督、
「良い作品を作りたい」とか、その情熱を主人公のデカチン野郎に熱く語るが、
劇中流れるのは素人の8mm? と錯覚するショーも無い代物。
おまけにそれ観ながら「最高傑作が完成した…」と感慨深げに呟くンだから始末に負えない。
ビデオ時代が到来するとかつての情熱は何とやらで、へザー・グラハムを街に連れ出し、
素人とマ○コさせる「元祖どっきりカメラ」の司会に落ちぶれる転落人生(笑)
そのくせ素人に「あんたの映画サイテー!」と怒鳴られると直ぐ切れてしまうプライドの高さ、
マスマスエド・ウッドのDNAを感じてしまうじゃないか。
エドもバートも「二枚目」と言う点で共通してるし(笑)
ウォーターズを感じるのは、ダメ人間が寄り集まって擬似的な家族を創っているとこですね。
(と、評論家先生みたいな偉そうな事書いてみました)
デカチン野郎はレイノルズにどうやら父親像を見ている様だし、
ドラッグで全滅して行くトコなんてドリームランダーの転落ぶりと同じです。
決定的な違い、ディバインは美人だがフレッド・シーモア・ホフマンはそれ程でもない。

しかし終わり方が酷い(笑) デカチン出して部屋から出て終わり。
えっ? NHKの「少年ドラマシリーズ」か?



お名前: 蟹餅   

ブギーナイツ大好きです。デカチンで泣いてしまいました。



お名前: ooshima

そうですよね、俺も泣いちゃいましたよ。
ビデオで観てたら最後の最後、映画の「肝」と言うべき「デカチン」に盛大なモザイク、
作り物のチンKOなのにリアル過ぎる造型に映倫が「NO!」の一言、
俺はこの映画の存在意義を否定されたようで泣いてしまいました。



お名前: ooshima

フルチ   

の脳味噌が腐りきっている証拠を発見、御紹介します。

日本版「ファンゴリア」1996年8月号より
(インタビュアー)
 マンハッタンベイビーはコケましたね。
 それで監督はしばらくの間ほされてしまったんですか?
(フルチ)
 そう、マンハッタンベイビーは大失敗だったな!
 (中略)
 私がホラーの第一級監督(冗談でしょ?)だったんで、
 あの失敗はイタリアのホラー映画凋落の危機につながってしまった。
(インタビュアー)
 脚本の狙いがはっきりしていないんですよね。
(フルチ)
 そうなんだ。プロットが支離滅裂なんだよな。(後略)

何時も支離滅裂じゃねえか!
二人とも言ってる事がオカシイと思います。てか、腐ってます。




お名前: 地獄の門番   

ふぅむ・・・フルチは脳ミソ腐ってたか。
どおりで、脳ミソ腐ったヤツらが映画の中でウロウロするわけだ(笑)。
そんな腐り具合がまたタマランのですが。

原点にもどりまして『チャド』を観ました。
けっこう有名ですよね。このクリーチャー?首がニョロ〜ン伸びるやつ。
画面から臭いが漂ってきそうな映画でしたね。ああ汚い。


お名前: ooshima

そうですな、放射性廃棄物食ってるンだから宇宙一汚いな。



お名前: ooshima

『未来は今』

俺はコーエン兄弟はあまり好きではありませんな、
同じ「コーエン」でもラリー・コーエンの方が庶民的(?)で好きです。
そもそも兄弟とか双子で映画創っているなんて気持ち悪いですよ。
クロちゃんの「戦慄の絆」観てからというもの、近親で閉じこもって映画作っている連中が、
双子のモーホー産婦人科医に見えて如何しようもないのです。
本とか読むと兄弟内部でしか通じない内輪ネタが(他の監督作も含め)相当数有ると言うからヤバイね。

さて「未来は今」だが、サム・ライミ版「未来世紀ブラジル」と思えばどうか?
主人公のティム・ロビンスはどっから見ても馬鹿ですが、
これ本当の馬鹿、ブルース・キャンベルにやらせたらもっと面白くなったのでは?
ロビンスはビルの45階から飛び降りて助かるが「天使」はスッゲー卑怯、
超自然的現象を前提にしてない映画でやるのは反則。
しかしだ、画面に映るモノが映画内の事実を写しているとは限らない(?)から、
ロビンスは地面に叩きつけられるまでの一瞬の間に「永い夢」を見ていたのだと考えてみた。
ン? イイんじゃない? いやこの方がしっくり来る。
ロビンスの脳内だけハッピーエンドと思えば、ほれ「ブラジル」と同じだ(笑)

まあ、「未来は今」も塾長が言う「最後で台無し」の映画に分類してよいのではないかと思う。



お名前: 岸田裁月(マジソンズ)   

コーエンは(ラリーぢゃない)
「ブラッド・シンプル」「赤ちゃん泥棒」「ミラーズ・クロッシング」の3本は
とてつもなく好きで、何度も見ているのだが、
「バートン・フィンク」以降は、再び見る気がしない。
何故だろう?。
その独自のノスタルジックなスタンスが鼻につくからか?

唯一の例外は「ファーゴ」だが、
あれもブシェミが再三再四「変な顔」と云われることが面白いので、
それが見たくて何度も見ているような気がする。
いや、新作が楽しみな監督さんなんだけども。



お名前: MA・T   

コーエン(「空Q」ぢゃない)は、本当に「古き良きハリウッド映画」が好き
なんでしょうね。最近は昔風コメディにシフト気味で『ディボース・ショウ』
『レディ・キラーズ』など撮ってるんでしょうね。

館長殿と同じく『ファーゴ』や犯罪モノは大好きですが、一番のお気に入りは、
『ビッグ・リボウスキ』。古典的ノワールモノのパロディ・・・「探偵が事件
に巻き込まれ、美女と成り行きで寝て、仲間を失い・・・すったもんだの末、
事件を解決する」んだが、全部おマヌケ。しかも役者陣がほぼ自分のイメージ
のパロディ的な役柄・・・ダラしないジェフ・ブリッジス、マトモなブシェミ、
別の意味で気持ち悪いP・S・ホフマン、テクノなP・ストーメア、一番傑作
はラテン系なタトゥーロですが(笑)。

いい意味で、余裕持って遊んでる感じが大好きな作品です。
でも白黒映像で昔風な作品にこだわった「バーバー」も良いですが。
ほんと、なんのかんの言っても、新作が楽しみな監督さんです。



お名前: キプクロす   

「ブラジル」と「未来は今」も職場の雰囲気も似てたなぁ。
あのオチは、これはクリスマス・ストーリーなんだよ、と観客に思い出させるためでしょう。
最後は「奇跡」が起こって大団円になるものなのだ、と。
それが許されるのかどうか、観客がどう判断したのかは興行成績が物語っています。



お名前: 蟹餅   

ファーゴを見るとかき氷食べたくなります。



お名前: ooshima

ファーゴを観るとイチゴミルクが食えません。



お名前: ooshima

『レジェンド オブ メキシコ』

エル・マリアッチ(と言うか「デスペラード」)の続編と聞いていたのですが、
バンデラスじゃなくてエド・ウッドが主人公になってるんですけど。

話もアタマッから終わりまで全然理解出来ません、
と言うのもエディの衣装がデタラメで話の前後が全然繋がらないンですよ、
ワザとやったのでなければ監督の脳味噌は間違いなくフルチ並、て事ですか。
ハリウッドじゃなくて「マカロニ」として観た方が良さそうです。

太ったミッキー・ロークはまるでニック・ノルティ(同じアイリッシュか)、
チワワに命を捧げた彼を「アイフル」のコマーシャルに抜擢したいですね。
体の弛んだミッキーが猫パンチしながらチワワと戯れる、
なんてCMがあったら「デビルマン効果」が期待できそうです。
(映画「デビルマン」は東映の株価を激烈に下げた)

盲目ガンマンになったエディは何だか別の映画の主人公、
「エド・ウッド」のインチキ具合そのままに演じているエディですが、
眼ン玉無くなったおかげで「ジャック・スケリントン」にもなってしまいました。
バートン&エディの呪は時空も映画も超越するんですね。

監督のロドリゲス、尊敬します。
カーペンターでさえ成し遂げられなかった「自前のスコアを自身で管弦楽化」に拍手。
ラテンのメロディを活かした明朗かつ豪快なオケ、スコアリングも完璧と思っていのたが、
DVDのメイキングでPCソフトを使っての編曲を監督が解説してる。
そうだよな、冷静に考えたらロック出身のダニー・エルフマンより音楽教養無さそうだし。
少しでも作曲知識が有ったら俺にも出来そうです(笑)
マッカートニーが「ろくに楽譜読めんくせにクラシックを作曲出来た」訳が判りました。
で、購入の際は輸入DVDをお勧めします。
国内版買ってもロドリゲスのコメンタリー付ミュージックトラックが無いから、多分。

で如何なのか? 
メキシコと聞いて「ガルシアの首」を即座に連想する人にはお勧め出来ません、
とにかく全然繋がらないンで、フルチOKな人なら楽勝でしょう。



お名前: ダゴン@165日

いや確かに最近の「メロディ不在・雰囲気重視」のサントラを聴いてると
自分でも作曲出来そうな気がします。
なんとなく半音階ずつ上げてけばそれっぽいのが出来そう。
観たばかりのテーマ曲口ずさみながら映画館後にすることって、最近減ったもんなー。





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