お名前: ooshima   

楽しい妄想   

「FX」と言うアチラではTVシリーズにもなった映画がある。
オレはどっちかって言うと続編の「FX2」の方がお気に入りなのです、
監督がリチャード・フランクリンだからこりゃどうしたってヒッチ先生になっちゃうが、
映像処理はデ・パルマに似てしまった所があって、
例えば、双眼鏡で部屋を覗いていたら、カメラが双眼鏡を通り越して部屋に入っちゃう、様な。
フランクリン先生てば、ホントデ・パルマさえいなけりゃもっとビッグになれたのにね。
そのFXに妄想があるのではなく劇中の台詞に妄想しました(笑)
こんなやり取りがFX中にある。
 (主人公が)「『金星からの害獣』をやってオーストラリア映画界から追放」
最初観た時は「ふ〜ん」と聞いていたが、暇潰しに「レイザー・バッグ」を観てたら先のやり取りを急に思い出した。
知っての通りラッセル・マルカイの劇場デビュー作ですが、オレみたくアメリカとオーストラリアの区別も出来ない馬鹿はともかく、
地元住民にとっては抹殺したい映画じゃないかね?
だってさ、砂漠に住んでる住民が「土人」以下なんだよね、銃をブッ放し昼間っから酔いながら車運転して文明人の欠片も無し。
同じオーストラリアでもアボリジニーの素朴な生活の方が遥かに洗練されて見える、
だからそのトラッシュな描写にオレは「悪魔のいけにえ」の一家を思い出したのよ。
オーストラリアの現実は知らないけど観光位しか産業が無いこの国にしちゃいい迷惑だよね。
 「我が国の砂漠には白い肌をした『土人以下』が生息してます!」
世界配給された映画で堂々と発表されらた頭に来るだろうな。
マルカイはこれ以後本国と距離を置く様になるけど実際は追放されたんじゃないの?
「ハイランダ―」一本で一生分の運と才能を使い果たした彼を笑ってるオージーがいるかもね(笑)

 >みなーみさん
いや、「日本アパッチ族」は恐ろしい小説ですよ、
主人公が喋ってたでしょ、失業が刑法上の罪になる世界だって(笑)



お名前: ooshima   

クライシス2050   
いや、俺とした事がウカツだった、
この映画のラストの展開は「死亡遊戯」じゃねえか!
ガンマニアでレイシストのヘストン将軍が太陽沈静化を阻止する悪の企業の悪社長に謁見、
社長は偽のロウ人形…ではなくてホログラフ映像、「ワックス!」と叫んでほしかった(笑)
「死亡遊戯」と同じく悪社長はヘストンに撃墜され死ぬ、こんな部分にドラゴン入っていてもショーがないぞ(笑)
エンディングはモーリス・ジャールが「カルミナ・プラーナ」モドキの合唱入りスコアで誤魔化すが、
そのジャールのヤケクソ振りが仕事引き受けた後悔を想像出来て楽しいなァ、
俺にはスコアリングしながら見る見る顔が青くなって行くジャールが見える(笑)



お名前: みなーみ

あれはシドイうん



お名前: ooshima   

アマデウス   
オスカーに輝く名作と聞いていたが今回初めて観てビックリした、
全編笑いのツボ!! こんなに笑える映画ならもっと早く観れば良かったと猛烈に後悔。
特にジェフリー・ジョーンズ扮する神聖ローマ帝国皇帝がシドい(笑)
(ドイツなのに何で「ローマ帝国」?「神聖」て何が? 高校で世界史習ったがサッパリ判らん)
「エド・ウッド」を浴びる程観た後ではこのシトが何やってもギャグにしか見えない(俺には)
皇帝がサリエリ作曲のピアノ曲を練習するトコなんてコントだよね。
脇に付いたサリエリが「この音痴野郎が!」とモロ馬鹿にした表情で演奏の助言をしているのに、
当の皇帝はそれに全く気が付かないでいると言うか、むしろ馬鹿にしか見えない(笑)
会話の合間に無意識に出る「ンフ」の相づちも皇帝のマヌケさ200%増量。
それ以上にオカシイのがその皇帝の取巻き連中で、
ドイツ的雰囲気を出す為かアメリカ英語と言うよりイングリッシュ・イングリッシュの硬い調子の発音をさせている、
その上仰々しい台詞を喋らせるのでパイソンのコスチューム・プレイのコントに見えてくる不思議(笑)、
宮廷での「意味が有る様で無い」会話は「ライフ・オブ・ブライアン」を観てる錯覚を覚えるな。
ここだけテリー・ジョーンズが監督したのか?



お名前: ooshima   

若き勇者たち   
へえ〜、ソビエトってレッド・ネックしか住んでない田舎に攻めて来るんだ(笑)
牛の解体人「赤」に転向させて意味あるのか? 何処が「第3次世界大戦」なんだ?(笑)
例によって黒澤キチガイのミリアスだから「七人のゲリラ」(あれ?八人だったか?)、またかよ。
志村喬に相当するのはパトリック・スウェイジなのか?
ラストは敵も味方もグズグズに泣いて終わりと言う自称「マッチョ」のミリアスとも思えん腰砕けで、
ヒットしなかったのは幸いと言えよう(笑) 
ミリアス専属作曲家ベイジル・ポールドュリスの異常に勇ましい重厚なタイトルマーチ「だけ」は良い、
ガキの戦争ゴッコに「ロボコップ」みたいな音楽付けたベイジルは偉い。



お名前: ooshima   

プルシアンブルーの肖像   
 「学校の怪談」ですか?
と一言で片付けるのは簡単だけど小学校の用務員が変質者てのはマズイな。
玉置浩二がその用務員だけど最初気が付かなかったよ、だってたけし軍団の柳ユーレイかと思ったもの(笑)

キティレコードの社長にして監督をしたMr多賀(逮捕歴有)は自身のリビドーを惜しみなく出した様で、
まず、第一のテーマは主役の少女「高橋かおり」である。
いまもドラマで見かけるバリバリの現役俳優ですが、この当時は「不思議少女」と言う形容がピッタリの美少女で、
Mr多賀はこの高橋かおりにメロメロに参っているのは明白。
小生も彼女と宮沢りえが競演した「悪魔をやっつけろ」と言うTVドラマのLDを(何故か)持っており、
(りえの父親が本田博太郎(ウパーで御馴染み)でチェロ演奏者役と言う噴飯モノの内容)
ここでも線の細い憂いを秘めた美少女役だから大概の野郎は抱きしめたくなるでしょうねぇ。
安全地帯の歌をバックにしたエンドタイトルでは彼女のヘッタクソなダンスを延々映し爆笑を誘うが、
これ、彼女へのラブコールだな(笑)
ああそうだ、現在では不可能な大胆なパンチラシーンがあるんだけど、かおりマニア(いるのか?)にとっては、
ここだけで値千金だろうねぇ。(勿論監督も見たかったのだ)

さて「光ある所に影がある」のサスケのオープニングナレーションを引き合いに出すまでもなく、
表のテーマがあれば裏のテーマも有るのが当然である。さてその裏とは何ぞや?
そこでかおりをかばう主役の少年に注目したいのだが、
サッカーに興ずる健康的な少年であるが、その衣装に何か異様さがある。
どう異様なのかと言うと、「少年」を表す一種の記号である半ズボン(懐かしい表現)じゃなくて、
女性ならチョッと恥ずかしくて穿けない、ジーンズをきわどくカットしたピッチピチのホットパンツなのだ。
それだけではない、この少年のフトモモは結構肉感的でズバリ「エロい」(笑)
少年にホットパンツ穿かせたのは監督の切実な要求だったんでしょう、
 「少年が好きで悪いか!」
別に悪くないですよ監督、イタズラさえしなけりゃ。



お名前: ooshima   

華麗なる一族   
筋金入りの「アカ」、山本薩夫監督が銀行頭取一家「ブルジョア家庭」の内幕を描く大作なんですが、
山本監督てば共産主義者のくせに金持ちの描写がヤタラ上手いと言うか、説得力あるのはなんでかね?
やっぱり山本監督自身が金持ちだったからか?(笑)
だいぶ前に「ディア・ハンター」が「反共的」と言う事で山本監督は上映反対を訴えたが、
仕事仲間の作曲家の佐藤勝氏にはコッソリ「思想的にはともかく映画としては結構面白い」と言った。

でもこの映画観てビックリしたなぁ、
だってさ、主人公である頭取(佐分利信)が自分の長男(仲代達矢)を「腹違いの弟じゃないか?」と疑う話なんだもんな。
要するに、頭取が若かりし頃自分の妻が父親にテゴメにされた事実があったからで、
その佐分利の親父を演ずるは仲代達矢。
回想シーンは、佐分利の妻が息も絶え絶えに横たわっていて、
その隣りに老けメイクバレバレの仲代がいてそこに若作りした佐分利がやって来る。
佐分利は実際は年下の仲代に向かって「お父さん?」と疑惑の一言。
ココで爆笑、いくら若作りしたって無理なモンは無理!(笑)

あっ!そうだ、工場爆破事故の特撮シーンがあったぞ、ムラムラ来る方が居られるはずだナ…



お名前: サンドラ・ジュリアン   

ああ、そうか!工事爆破事故の部分に特撮が使われてるのか。
山本薩夫だったら『不毛地帯』にも特撮が有るそうなので見たいのですが・・・
何カット有るか分からないのに181分見続けるのは辛そうで。

今週、同じ山本薩夫の『金環蝕』を観ました。これも館長の言うシンクロナントカでしょうかね。



お名前: ooshima   

>『不毛地帯』にも特撮が有るそうなので
F104の飛行シーンか、ひょっとしたら墜落シーンですかね?
まあ、死ぬまでには、「肛門拡張」される仲代達矢を拝みたいものです。

特撮と言えば、実は丹波も出演(幕僚長か何か)している「皇帝のいない八月」にも有りましたよね、
陸自の特殊部隊のヘリが飛んで来るシーンがエライチャチな特撮だったと。
それまではショーもない愛憎劇とモタツイタサスペンスではあるが、
それなりにリアルなドラマ展開だったから「いきなりコレかい?」とコロゲタ記憶があります。
しかし、「愛憎劇」さえバッサリ切ってくれたらそこそこ傑作になり得たのでは?
と言う悔しさが今だにありますね。
原作読んでないからどの程度脚色されたか判らないけど、
作者の小林久三は松竹脚本部の出身(代表作「吸血鬼ゴケミドロ」)だから、
映画化する際何処が不要なのか判っているはずですけどねぇ。
でもそれじゃ「日本の一番長い日」と同じになっちゃうか、
どっちも「秘密裏にクーデターが鎮圧された」て内容だからな。
でも観たい映画ではある。DVDで復刻してくれないかな、今観れば評価は多少違って …こないか(笑)



お名前: サンドラ・ジュリアン   

ふむ、『皇帝のいない8月』のヘリの特撮は覚えてないなぁ。
クライマックスの列車爆破突入シーンが「あぁ、特撮だなぁ。」と注目していましたが、
ooshimaさんと同じ思いで「ちゃちいなぁ〜。」と複雑な思いでした。
この頃だと川上景司ら松竹特技陣は無くなっているはずだから・・・誰が担当したんだ?
そんな事も含めて、もう一度再見したい映画ではあります。

・・・ん、タンバは何処に出てたんだ?



お名前: ooshima   

特撮を誰が担当したか謎ですね、「戦争と人間」で特技監督した成田亮なんかどうだろう?
でも円谷育ちの人があんなチャチなモン作んないか。
で、タンバはですね、反乱部隊鎮圧作戦が始まったら戦闘指揮所にやってきましたよ。
指揮を執る内閣調査室の高橋悦史に、居ても立ってもいられない、みたいな事を言い、
確か「自分は民主主義の申し子であります」てな台詞もあった様に記憶してます。
でも丹波的オーラを発揮出来る役ではなかったなぁ。

前も書いたけど「皇帝」は、やはり松竹の体質と見事に噛み合ってないと思いますね。
ドロ臭い田舎の保守層をメインにしていた会社が、理詰めのサスペンス創れる訳無いもん。
「アカは金輪際勘弁」と山本薩夫を徹底して避けていた東宝が、
「兎に角儲けさせてくれ!」とナリフリ構わず監督させた一連の社会派映画の大ヒットを、
黙って指咥えて見てられなかったンでしょうかね、松竹てば。



お名前: ooshima   

バト・ロワ・U   
のサントラが投げ売りしてたんで買ってくる。
いやー、大迫力ですね、収録スコアは約60分、しかも鳴りっぱなしで聴き終るとグッタリ。
ライナーにある監督と作曲者との対談によると、2週間で作・編曲・指揮・録音をこなしたと言うから大したモン。
日本のオケではこんなに馬力の音が出ないので大成功 …と言いたいが。
この作曲家(あえて名は秘す)のスコアは、恐らく打ち合わせの段階で付けられていたであろう仮のスコア、
テンプスコアが薄っすら所かハッキリ見えるのだ。
普通テンプスコアには既存の映画のスコアやクラシックを流用する事が多いそうだが、
この作業は作曲家にとってイイ迷惑と言う。
監督が仮のスコアに余りのめり込んでいるとその固定観念を覆すのが非常に難しいらしい、
黒澤がクラシックを引き合いに無茶を言うので降板した佐藤勝の一件は非常に有名ですが、
バト・ロワの作曲家に関してはそれはさほど苦では無いようだ。
実はこの方、まだ余り売れない頃にアニメーションのスコアを書いていたが、
「うろつき童子」と言うアダルトアニメ(と言っても「実用性」としては大した事無い〉に、
この方シンセスコア書いたが、もうバレバレなのよね。
「E・T」でジョン・ウイリアムズが書いた自転車の飛行シーンに付けられたスコアに劇似、
「エロアニメの音楽なんて誰も真面目に聴いちゃいないよナ」とばかりにテキトーしたのかと思っていたけど、
フィルモグラフィーを調べたらこの人呆れる位確信犯なんだよ。
やや売れ始めてから「ジャイアント・ロボ」と言うビデオアニメにこの方ワルシャワ・フィルを率いたスコアを書いてます。
フィルムスコアリングが完璧と評判をよんだけどサントラに詳しい人によると「真似しまくり」だそうです、
主にモーリス・ジャールの真似らしいですがね。
賛否両論を呼ぶこの方がバト・ロワに付けたスコアはさて何だろうと聴いていると、
いやいや、見えて来ましたね、フカサクケンタ監督が提示したスコアが。
「スターシップ・トゥルーパーズ」、B・ポールドリスの元気満タン右翼スコアに劇似、
第一次昆虫惑星上陸作戦での、ウンコプラズマを発射する巨大昆虫を爆破するまでのスコアですよ。
フカサクって結構オタクじゃないか(笑)
もう言い訳出来ない堂々たるパクリに「盗作?」の文字が頭に浮かんだり消えたり。
ハリウッドでも「誰某風」と曲ではなく有名先輩の個性を真似する若手がいるそうだが、
「あの映画のあのシークエンスのあの曲ソックリで」と言うのは聞いた事が無い。
この方の実力は素人眼にも相当なものだと思うが、これじゃアメリカで仕事出来んな。



お名前: ooshima   

チャンス   
「アルプスの少女ハイジ」の車椅子少女「クララ」が最終回に立ち上がって自分で歩くシーンは、
明らかに「総統!歩けます!」のDr・ストレンジラブを演じたピーター・セラーズがモデルだと思うが、
そのセラーズの遺作で、監督はアル・ハシュビーとか言う知らない人。

大統領が出てくる映画はゴマンとある。
例えば、エアフォース・1から部下を見捨て自分だけ脱出ポッドで逃げる薄情者、
あるいは超保守の聖書主義者で「携挙」を信じるバカ、
宇宙人と空中戦をするトンチキ、テロリストと漫才する顔面神経痛、
SM趣味で女を殺してしまう変態、不眠症治療を超能力にたよる爺様、
マトモなトコでは、クーデタを企てた自分より遥かに人気があるタカ派将軍を前に一歩も引かないリベラリスト、
ノンポリだが元将軍のテロ行為で初めて職務に目覚めるデブ、
まあ、有名なトコはこんなもんでしょうか?
で、この「チャンス」は「大統領がインポになる」ンです(笑) 
ベッドで「あなた〜ン」と迫る妻に向かって「チンコが立たないのよ」と弱弱しく言い訳、
こんな情けない大統領は見たこと無い(笑) 



お名前: ooshima   

震える舌   
誰しも、子供の時に観てキョーレツなトラウマになっている映画があるはず。
オレも20年近く前のガキの頃、高嶋(父)経営のゴールデン洋画劇場で観て、
その「あまり」な描写に画面に釘付けになった記憶があるが、
ビックリしすぎて内容をすっかり忘れてしまった映画が、コレだ。
以前読んだ映画秘宝に「和製エクソシスト」と位置付けた記事があったが、
「そうだったかな?」と思いつつ昨日20年ぶりの鑑賞を試みる。
破傷風に憑かれた少女が凄いぞ、リンダ・ブレア以上の天才じゃん。
徐々に破傷風菌が体の機能を狂わせて行く過程はエクソシストを忠実になぞった感じだが、
日本的な狭い高層アパートで少女がビッコ引いて歩くシーンは結構来るモノがある。怖い(笑)
両親はその異常さに慌てて大学病院で診察を受ける。
出て来た教授が「随分老けた寺尾聡だな」と思ったが、よく見たら親父の宇野重吉でした。

視覚、聴覚の刺激があると体を海老反らせ「ギャー!!」の絶叫、
体を痙攣させるわ、舌噛んで口中血だらけにするは、まあよくも演技させたモンであるな。
両親役の渡瀬恒彦と十朱幸代が本気で引いている様に見える、
この少女が演じる役から要らぬトラウマ植え付けられたんじゃないかと心配(笑)

一月に渡る闘病を終え、少女はやっと一般病棟に移れるまでに回復。
所でこちらはエクソシストと違い誰も死なない、
強いて言えば、宇野重吉がマックス・フォン・シドーに相当すると言えるが、どうだ?
我が子を病院に残し渡瀬と十朱は腕を組んで街へ出て行く、
楽しげに会話しながら「鰻食べに行こう!」画面からとフェイドアウト、精力付けてどうするのかな?
やはり「久々のマ○コ」ですか?(笑)







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