お名前: ooshima   

「ザ・サムライ」   
と言っても、ティム・ロビンスとは「セッシュ」しなきゃ競演出来ない、
「全米シークレットシューズ協会顧問」の某毛唐の映画じゃないよ。

昔のヤン・ジャン?に連載してた漫画ですね、あまり読んだ記憶ないけど。
これを原作にした劇場映画があったのを御記憶か?
監督・脚本は今だ正当評価されない(出来ない)東映娯楽映画の巨匠「鈴木則文」、
冥府魔道に落ちた水島センセの「ドカベン」を筆頭に、漫画原作映画に抜群の腕を発揮、
なんたって「パンツの穴」の監督だからなァ。
だから期待して観たけど…
「アッと驚く為五〜郎〜ッ」と自分の脳味噌を疑ってしまったのはオレだけじゃないな、
原作とは名ばかりで、何と「うる星やつら」の実写版だった!
作者にエライ失礼だと思ったが、原作も「うる星」のパクリ臭いので自業自得と言っておこう。
「でも、ラムちゃん相当の人物いないじゃん?」の問いには、
「堀江しのぶが出てるじゃないか」とにこやかに返答しよう。
裸同然の衣装で朝食とか、女嫌いの弟(主人公ね)の「治療」と称し、
目と鼻の先でレオタードで延々クネクネ踊ったり、
わずかな登場シーンほぼ全て不条理な設定(笑)
自分の存在理由を100%理解している堀江しのぶも偉いが、
「この画は絶対必要だ!」と確固たる信念の鈴木監督には頭を垂れるしかない。



お名前: ooshima   

「犬笛」   
久々のスカ、しかも個人的に泣くに泣けない所があるゥ〜(笑)

話は、犬の散歩中に偶然殺人事件を目撃した少女がさらわれ、
その少女の、犬笛を聴き分けられる特殊能力だけを手がかりに、
父親が日本を北から南まで追跡&縦断のド根性大スペクタクル、なのだが…

観ていたら「客寄せパンダ」と言う言葉を思いだした、
ほんの数分(いや数秒も有る)の脇役に、有名俳優がゾロゾロ出て来る。
まあね、それでも話の中に有機的に繋がっていれば、まだマシと言うものだが、
ブツギリで提供されるから物凄ッ〜く安い。
岸田森なんて30秒も出演してないんだよ、扱いも酷いヒドイ、
突然出て来たらアッと言う間に居なくなり、次に出た時は首吊り死体(笑)
確かにアノ岸田森だから「死に顔」見るだけでも至福なのだが、
ハッキリ言って贅沢と言うより無意味。
全編こんな感じで「次に誰が出て来るのかな?」の方にお楽しみが行ってしまうのは、
例え狙ってやったにしても、話の求心力の無さを暴露する最悪の結果に。
三船プロ創立15周年記念映画にして「日本版キャノンボール」とは(笑)
皆さんミフネの顔で呼ばれたんでしょうね。




お名前: ooshima   

「ショック残酷大全科」   
秘宝系ライターの方々にリスペクトされている日野康一先生の名著だが、
今日ブラリと立ち寄った書店でこの「新刊本」を発見、
驚いたが物持ちのよい秋田書店発行だから納得、懐かしいナ久々に読みましたよ。
中身を知らない方の為にチョイと説明しようか。
初版は昭和56,7年頃、
その当時までのホラーやらモンドドキュやらの有名作品をほぼ全て網羅した、
パゾリーニも入った(しかも「ソドムの市」のウンコシーン)「ガキ向け」(!)の本です。
日野センセの(今思えば)全くココロのこもっていない解説がとってもナイス、
しかもセンセ、ショックシーンの解説の為にワザワザ輸入テープを取り寄せ、
ビデオ起こしの連続写真で、痒い所に手の届く丁寧な仕事、
「ほれほれ!こうして、こうなって、ほれグチャグチャ!」
フルチの手法を応用したとは当時は気が付かなかったナ(笑)
特に気合の入っているのがヤコペッティで、
数々の業績(笑)を詳細に解説、オレもこの本で勉強したよ、
でもチョッと待って下さい、コレって本当に小学生向けですよね?(笑)

今の「映画秘宝」はこの本の拡大再生産でしかない事が判る将に「早すぎた本」だ(笑)



お名前: サンドラ・ジュリアン   

いやあooshimaさん、観ましたよ『二百三高地』。
当時テレビで見たときは仲代達矢の乃木将軍が中心と思ってましたが・・・
実に、これがタンバ映画だったんですよ!

史実は置いておいてタンバ的解釈をすると・・・
開戦を渋る伊藤博文に「今開戦しないと犠牲者は増える。」と戦争をけしかけ、
こう着状態の戦況に「早く旅順を落とせとワシが泣いて頼んでおると乃木に言え。」と
部下に言って乃木将軍を追い込み、それでもダメなら自分が乗り込んで
敵陣に近づいた友軍が居ても「かまわんから大砲を撃ち込め!」と激を飛ばして
二百三高地を陥落して日本を勝利に導くという
大日本帝国軍隊の無茶苦茶さを象徴しているようなキャラでした。
しかし、殺伐とした戦争映画も彼が出てくると「タンバ映画」になってしまうとは恐るべし。
ああ、面白かった。



お名前: ooshima   

サンドラさん、オレは東映大作映画の丹波をあまり評価してなかったのですが、
そうですか、気合を入れて観ないといけない(笑)

丹波と仲代は「切腹」で競演してますね、でもイワユル「丹波的」には評価が低い、
だってさ、ホトンド喋らないんだよ(笑)あの丹波を無口にするとは使い方が明らかに間違い、
「丹波を使う時は必ず演説させる事」の不文律を映画界は是非とも守って頂きたい。

マッチと明菜の夢の競演とうたわれた(笑)「愛・旅立ち」は凄かった、
純愛映画かと黙って観てたら、突然丹波に乗っ取られて「大霊界」になってしまうスゴイ映画だった!
監督も「人間革命」の舛田利雄だから確信犯もいいトコ(笑)



お名前: サンドラ・ジュリアン   

『切腹』の小林正樹監督は真面目な人なので
毎日セリフを覚えてこないタンバに頭を悩まして無口に設定したのでしょう。
舛田利雄監督は一枚上手だから、セリフを覚えてこないタンバに
長々とカンペを読ませて演説させるという御仕置きを用意しているのでしょう。
(以上、あくまで私の推測。)

先日、ヤフーオークションを覗いていたら『ノストラダムスの大予言』のDVDが出ており
タイムカウンター入りの鮮明図像が3カット掲載してありまして
タイトル・巨大ナメクジに続いて、軟体○間のアップカットが(ひえ〜っ!)。
鮮明画像で1800円なら欲しいよなぁ。



お名前: ooshima   

>サンドラさん
そのDVDはVHS3倍程度の画質だから購入には注意を、
軟体○間の画像なら輸入LDでもほぼノーカットで見られますよ、
しかもTVサイズにトリミングされてるからドアップです(笑)



お名前: ooshima   

「未来惑星ザルドス」   
10年前に観た時は「何て難解で退屈な映画なんだ?」と思ったものだが、今回観直したら、
最近塾長が紹介した「2300年未来への旅」のネガみたいな映画だったな(いやこっちがポジか?)

監督のブアマンてばチョッと変態?
不老不死でしかも性欲消失している透明ドーム内で生活する未来人は、
外界からやって来た「半土人」ショーン・コネリーに興味を持ち色々実験する。
ケッ作なのはコネリーに対する性衝動の実験で、
未来人は色々なエロ画像を見せて「勃起」を強要する(笑)未来人は勃起を見たこと無いのだ。
ハードコアを使いたい所だが、一応メジャー映画なので不可能、
しかしだなァ、使用された映像と言うのが、
「揉みしだく泡まみれの胸」と「裸の泥レス」、多分「メッシー」とか言うジャンルのエロ。
確かに本場はアチラさんだが、でもフェチのエロ使うか?
半土人なんだから、もっとプリミティブなやつ使えよ。
…と思っていたが、DVDの音声解説で監督が語っていました、
「好きなモノだけで映画を創りました」
ナルホド、「胸」も「泥レス」も好きなのか(笑)じゃあショーがない。

結局コネリーは勃起するが、それは映像じゃなくて、
目の前にいるシャーロット・ランプリングを見てのコト。
コネリーの女の趣味には難有りだが、着衣の女性に興奮とは、
中々痴 …知的なエロの持ち主である事が証明されたね(多分)



お名前: サンドラ・ジュリアン   

>ooshimaさんに報告
『二百三高地』はタンバ的にも映画的にも傑作で御座います。
映画が面白くなるための要素が入っていますから。
つまりロシア軍の機関銃にバンザイ突撃だけで何度も突っ込んで死体の山を作るという
残酷見世物映画としての部分がです。

初めて気がついたのですが、旅順の山をステージ一杯に作ったミニチュアセット、
夜間の砲撃の着弾をフラッシュの光で表現する所など『日本沈没』みたいだなと思っていたら
特撮が中野昭慶に外注されてたんですね、すっかり忘れてました。
特撮の見せ場になるであろう日本海大海戦はテロップ処理でカットされてますので
そこは期待しないように。この映画の特撮は実景にハメ込んだ物の方が遥かに出来がよい。

勢いに乗って、タンバのジャケットに引かれて『大日本帝国』を借りてしまったら
これが大凡作いや駄作と言えるでしょう。
タンバが始めと終わりしか出てこないし何もやらない。
東条英機なんだからタンバリズムで戦争をおっ始めると思っていたのに・・・。
主要登場人物の舞台が多すぎて物語が細切れになり過ぎてるし、悲惨なのが軍人でなく
民間人ばかりというのも後味悪すぎ。ここが日露戦争物と決定的に違う処ですね。
エロ要素を増やしたけれども、これが同じ監督かと目を疑うばかり。
特撮も続投して中野昭慶ですが、こちらは相変わらずショボイ事
(波間に空母がユラーリユラーリ揺れてるとは何じゃい!)。
こちらは見なくてもイイですよ、でも『二百三高地』はオススメ。

その昔『ノストラ〜』テレビで見た時は、暴徒がスーパーに押し寄せるシーンで
「ふ〜ん、1999年にもスーパーには70年代と同じ物売っているんだ。」と
実にヒネクレた見方をしていました。



お名前: ooshima   

>特撮が中野昭慶に外注されてたんですね

えっ?そうなんだ、東映と言えば矢島監督の「特撮研究所」ときまりだがね?
でも矢島監督てば、リアリステックな特撮が苦手だから(笑)
「宇宙からのメッセージ」なんてサ、当時はまだ発展途上の「ビデオ合成」を採用して、
大胆な画面を狙った、と思われるのにもかかわらず、アレだもんな。
所で今の若い連中は「キネコ」なんて知っているのか?
*役に立たない豆知識
「キネコ」とは何ぞや? 
ハイ、ビデオ映像をフィルムに変換&焼付けをする事です。
業務用の水平解像度が600本以上あるビデオ映像でないと、
焼き付けたフィルムの仕上がりが荒くなります。(多分)
「宇宙から〜」の製作当時は、そのクオリティーでキネコ出来る設備が無く、
わざわざアメリカに持ち込んで変換した、何か情けねー。

>特撮も続投して中野昭慶ですが、こちらは相変わらずショボイ事

だってサ、大爆発さえありゃ満足の「ショーちゃん」だから仕方が無いッス(笑)



お名前: ooshima   

「蛇」   
と言えば「人蛇大戦・蛇」と相場が決まっているが、
この台湾製「蛇版タワーリング・インフェルノ」から得る教訓は何かと言えば、
「アジア人は蛇を恐れない」で決まりでしょう、違う?
蛇版「スクワーム」にも見えるこの映画、マァ蛇を殺すコロス!その数約10万、
「〜殺したァヘ〜ビが5万匹!」と思わず植木等の歌を歌ってしまう今日この頃、
「タイワン・チェンソー・マッサッカー」と改名しても誰も気が付かないネ。

蛇を殺戮した作業員は当直、はん場でアイシャドーの濃い〜ネーチャンとシッポリヌップリ、
「俺の鎌首喰らいやがれッ!」とへコヘコしてたらお客さんが来ましたね。
殺された蛇の同僚が「オレッチの鎌首の方が凄いぜ!」と大挙して押しかけ、
「穴」という穴に蛇が捻じ込んで「アハンウフン」と言う展開… になるはずが無い。
オヤジの肛門に間違って突入する慌て者の蛇… てのもいないから、
オヤジが思いもかけず肛門愛に目覚める… なんてものナシ。

明らかに上映時間の水増しが、蛇とマングースの格闘だ。
カワイイ、ラブリーなマングースが蛇の頭を「コリコリ」カジリまくる、
蛇の権利(蛇権)を無視した描写だが、観ている内に蛇が美味そうに見えて来るから不思議だ。
コブラは美味いのだろうか? 所で俺の文章も水増しだろうか?
DVDの副音声解説はムツゴロウに決まりだ!

さあクライマックス、狂った演奏の「ビューティフル・サンデー」を聴いて既知外状態の皆さんです。
ビルの社長の腰巾着が何故かモテモテで、お水な女性とクネクネ踊ってますネ、
ホッペにキスしたり尻触ったりスカートまくったりイイ雰囲気(笑)
おや? 蛇さんが来ましたね、女性の足に絡むとカットが変わり、
「ヤリスギよッ!」とピシャリと平手打ち、腰巾着は何の事やら判らない。
何と蛇さんマ○コのジャストミートしてたんですね、
観客だけに判らせるなんてまるで「市民ケーン」ですよ(観てないけど)

蛇マスター(何だそりゃ?)親父が倉庫で蛇軍団のヘッドと大格闘!コレが燃える!
まるでボイド親父の「アナコンダ」ばり、いやそれ以上の縦横無尽の大活躍。
作り物バレバレの大蛇がCGの蛇に勝っているんだよ(笑)
忍び寄る大蛇に突然手を噛まれた蛇マスター、指が食い千切られたがそこはド根性!
何とか逃げてロープを大蛇に絡めると、倉庫の梁に引っ掛けグイと持ち上げた!
ロープを握る手のアップ!おや?指が戻ってますね、ウッカリ指が生えちゃったんですかね。

社長のかみさんが襲われたぞ! 社長は何故か日本刀で応戦、
飛んでくる蛇をバッタ、バッタと切りまくる。
本身の刀なので二つにスッパリ切れた蛇のオンパレード、
ヒラヒラ舞う、切断された蛇が奏でるスローモーションの空中ダンスはまるでデ・パルマの様(笑)
その昔、劇中蛇の殺害を絶対許さなかった新東宝の大蔵社長が
実に信心深い人物であった事を理解出来るシークエンスですね(笑)
ラストの大スペクタクルは頭悪い私の文章では表現不可能なんで実際に観て下さい、ケッ作です!



お名前: ooshima   

「スイートホーム」   
塾長一押し「平成のクロサワ」こと黒沢清監督の初メジャー作。
現在処々の事情により封印されている(笑) 御承知の通り伊丹プロと裁判を起こしたせいですが、
自称敏腕製作者伊丹十三が自殺してしまった現在どうなったか知りませんです。
訴訟理由が「ビデオ化の際無断で画面サイズを変更した」とか、
レンタルで観る連中には如何でもイイ事なのは言うまでも無いな(笑)

フーパー信者の黒沢監督がどんな姿勢でこの映画に向かっていたのかよく判らないが、
「ポルターガイスト」を狙っていると記事を読んだ記憶がある。
スピルバーグが「ポル〜」の手柄を横取りしたので黒沢監督かなり怒っていたみたいです。
もしかしたら「フーパーの恨み晴らしちゃる!」と意気込んでいたかもしれませんねぇ、
でもイザ監督の座に就いたらフーパーと同じポジションだったから何と言う皮肉だ。
実績もネームバリューもある伊丹に「商業映画である事を忘れれるな!」
とかなり念を押され、これでは「本心からズレテルな?」と簡単に勘繰れるのは当然の事。
実際出来た作品は「ポル〜」と言うよりはライミの「死霊のはらわた」でしたが、
はたして「絶望的ホラー」をやりたかったのか今となっては不明。
しかしフーパーのもう1つの、いや最大の芸風か?「下品な視点」を狙ったのは間違い無い。
「悪魔のいけにえ」最大の特徴は女の尻を執拗につけまわすあのカメラに有るのだが、
まあアレほど下品じゃ無いにしてもフーパーのカメラが一瞬黒沢監督の頭を過ぎった(かもしれない)
カットが少なくとも2箇所、
ケニー君(上半身人間、スケボーと合体出来る)状態になった古館伊知郎の見上げる視線と、
地下から見上げた宮本信子の尻です。
幸いの事に宮本信子の尻は「若い」スタントウーマンのダブルなので、
画面に向かってゲロ吐く最悪の事態は回避出来ます、最近メイキングビデオで確認しました。
黒沢監督カメラをもっと尻ににじり寄せたかっただろう(笑)
ココにフーパー魂の片鱗を見たオレは頭大丈夫か?

あと山城シンゴのキャラクターにチョイとがっかり。
山城使うなら、画面から客に向かって突然語りかけるとか、
笑ってイイのか判らないシュールなギャグかますとか、
意味不明の羅列で客の脳味噌がトーフになってしまうとか、そんな使い方でなきゃ駄目だ。
この映画の「頼り無げだが真面目なお父さん」そんな山城見たいか普通?



お名前: みなーみ

未見です・・・でも当時、伊丹十三が製作にまわってホラーを作るっていうので
それなりに話題になってた作品でしたよねあぁもうそれも古い話なんだよなぁ
未見なもんで関係ない話ですが、伊丹十三と言えば”バブル”と思うのは自分だけでしょうか?



お名前: ooshima   

伊丹十三の最大の功績は「マ○コ」を意味する言葉を堂々とタイトルに据えた事です。
「あげまん」
何と素ン晴らしいタイトルだろうか。
映画の中身なんてドーでもイイ位感激した。
これ以上の名前を付けるのは、全世界の知性を総動員しても不可能であると断言できます。

伊丹映画てロジャー・コーマンと変わらんよね、
劇中に「SEX」と「カーアクション」が必ず入っているから。
で、「お葬式」のSEXシーンがTV放送の時必ずカットされるのは、
「実用的」に演出しすぎた為、エロ過ぎるよアレは。
あとの映画はそれ程過激でもないけど「マルサの女2」はヤバかったね、
三国連太郎が中学生をハラマスが、それをヤバイと言う気はさらさら無く、
当然「三国連太郎ならやりかねない」と言うヤバさだ(笑)



お名前:みなーみ

うんうん、解る解る、確かにデティールの追求というか
丁寧に作る人だけどその辺の商売感覚を強烈に持ってる人ですよ
僕が好きなのは「タンポポ」だけどエロシーンが強烈でしたからね
この作品はその代わり番長の対決みたいなシーンがあるのでOK

「あげまん」にしても基本的にキャッチコピーで売ると言うやり方ですからね
商売的な考え方以外の何者でもない

でバブルが崩壊すると同時に沈んで言ったと言う感じがどうしても僕にはします
ホイチョイなんかとは格が違うとは思いますけど(当たり前か)
だからそういう意味じゃぁないんですよウン



お名前: 岸田裁月(マジソンズ)   

「タンポポ」の話題が出たので書きますが、
私、あの脚本の構成はモンティパイソンだと思っていたのですよ。
ところが、NHK-BSでのインタビュー(「あげまん」公開の頃)で伊丹氏は、
「好きな映画監督はルイス・ブニュエル」と答えていたので、
モンティパイソンではなくて「自由の幻想」だったのですね、あれは。

そのインタビューで伊丹氏は「マルサの女2」の興行的失敗を、
「集団劇になってしまったから」と分析していました。
つまり、ハリウッド映画を研究した氏は、
「ヒットする映画は主人公が最後まで一人でヤリ遂げる物語でなければならない」
というセオリーを確立したようなのです。
つまり「マルサ1」は宮本信子が最後まで山崎努と対峙し、任務をヤリ遂げるが、
「マルサ2」では宮本信子はマルサの一員として埋没し、
しかも、結局最後までヤリ遂げることが出来なかった(トケゲのシッポである三国しか押さえられなかった)。
それが失敗の原因だ、というわけです。

で、その分析の下に書き下ろしたのが「あげまん」で、
以後、宮本信子がすべて一人で解決するマニュアル映画を連発することになり、
結果、厭きられてしまった(「また同じ映画だ・・・」)
というのが実際のところなのではないかと、私は思っております。


ところで、そのインタビューの中で、氏は、
「スターリング・シリファントと日米の文化ギャップをテーマにした脚本を書いている」
とか云ってましたが、本当なのでしょうか?
本当ならば、どこまで出来ていたのでしょうか?
それとも、氏特有のハッタリだったのでしょうか?



お名前: ooshima   

アレ、塾長直々のお出ましとは恐れ入ります。
塾長の底なしの知識と見識に溜息をつきました(笑)

>「日米のギャプをテーマにした脚本〜」
伊丹監督とブルース・リー師父が間接的に関係あったなんてオドロイタな、
ハリウッドの脚本家なんてまるで知らないけど、
シリファント位は知ってます、リー師父の弟子だもん(笑)
師匠亡き後は、「キラー・エリートとスウォームの脚本書いた馬鹿」
と「日米とのギャップ」所か「世間とのギャップ」が出来てしまった彼。
一体どう言うつもりで組んだのか、商売人伊丹の考えることは判りません。



お名前: ooshima   

「風と共に去りぬ」   
中古LDが350円で売ってたんで、モノは試しと買って観たが大失敗。
5分で退屈、要するに「馬鹿女の貴族ゴッコ」なんですナ、
こんな馬鹿みたいな内容で4時間持たせるんだから、こりゃ観てるこっちが堪らん。
所で、スカーレット・オハラの「オハラ」てアイルランドの苗字でしょ?
劇中では南部の大地主だけど、爺様や婆様の頃は貴族にこき使われていた小作人か貧農でしょ?
移民して成功を修めたらかつての主人と同じ様なモノマネして、
綿畑で黒人散々こき使ってアグラかいていた訳だ。
(このシーン観て串田アキラが歌った「サム爺さん」を思い出す)
南北戦争が起こって全部失ったスカーレットは大地と共に力強く生きて行くのだ
と言うラストだがその彼女はどう見ても発狂している。
こんな感情移入出来ねえ馬鹿女が発狂しようとどうでもいいから、
クラーク・ゲーブルもこいつの正体見たりとトットト出て行く(笑)、正解ッス。
だがこの没落南部貴族が悪魔のいけにえの「人食い南部土人」に繋がると突然連想、
狂人が狂人を産む。そうか!あの一家のミイラ婆さんはビビアン・リーだったのか!(笑)
と言う訳で「風と共に去りぬ」」は「悪魔のいけにえ・エピソード1」です。



お名前: ロザリンド   

ooshima様、こんにちは。

考えてみますと『風と共に去りぬ』くらい
男女間で評価の違う作品も少ないのではないでしょうか。
以前、この掲示板に『風と…』スレがあって、たてた方の評価は
「高慢チキで鼻持ちならない、馬鹿な女の一代記」でした。(笑)
私の周りでも、この作品を面白いとおっしゃる男性には会ったことがありません。

そりゃそうですよね、これってあくまでも「女の側に都合の良いストーリー」ですもの。
美貌とお金と家柄があって、好き放題、やりたい放題。
バカをやろうが、高慢だろうが、周りの男達は皆、彼女にデレデレ。
フッてもフッても自分を追ってくるハンサムな男性がいる。
そんなストーリーに、男性が共感できるわけがないのです。(笑)

でも、これが逆に女性の立場になると
「スカーレットのようになってみたい」という方も多いのではないでしょうかね。
そりゃ、これだけワガママできたら気分いいでしょうよ。(笑)
でも、私自身はやっぱり嫌ですね。
こんなふうにはなりたくないし、こんな女、絶対友達には欲しくない!(爆)

そういえば、ooshima様、クラーク・ゲーブルの本名はご存じでしたか?



お名前:みなーみ

「一番すきなのは、この作品!」

と迷い無く言う年輩の女性が多いのも事実ですね
20代でこの作品を迷い無く好きと言う人はいるのでしょうか??

これに比べリャ「タイタニック」なんてカワイイもんです(笑)



お名前: ooshima   

「だいじょうぶマイフレンド」
作者自ら「大丈夫」と言うモノを信用してはイケナイ …の最良見本。
なんでもキティ・フィルムでは「だいじょうぶマイフレンド」の言葉は、
この世の辞書に存在しない事になっているそうだね。

中古テープが150円で売ってたので、まあ話の種の暇つぶしに良いかと買う。
この世に産まれて初めて観たが、150円分の価値も無いとはさすがのオレも衝撃を受けた。
これ買わずにチューハイでも買えば良かったと本気で後悔。
「ヒドイ、ハズカシイ、ワラエナイ」のヘレン・ケラーみたいな映画、一応知識として知ってはいたが、
並みの産業廃棄物では太刀打ち出来ない、観た者全員が地獄に突き落とされる将にキング・オブ・ゴミ!
監督の村上龍と言う人間はいまだに「小説家」として食ってるそうだ。
その上、これ以外にも映画を2・3本監督しているから世の中間違ってるよね。
ココは1つ、
「名前に『龍』の字が入る者は、ブルース・リー(李小龍)以外映画監督出来ない」
との法律、いや国際法を是非とも成立させようではないか。
10ウン億円ドブに捨てるバカ野放しにしておけんし、こっそり日本を抜け出して外国で映画創るのも許さん!

35ミリ製8ミリ映画で真剣に演技をしてる根津甚八はエライね、
彼が主人公に「ルドヴィゴ療法」を強要するシーンだけは、この映画で唯一面白い所だ。
ゴンジーがトマトを怖がったり(理由がよく解らない)そのトマトが喋ったりするから、
「ジョン・デ・ベロから影響を受けた?」と思ったのはオレの頭がヨワイから?
でも「サイテーはサイテーを呼ぶ」の法則からかなり信憑性はあるんじゃないかね。
それと「イントロ・ビジョン方式」の映画であった、「メガフォース」と同じ(笑)



お名前: ooshima   

酔って書いております   
塾長なら眼前にあったら叩き割ること必定の、
ガス・ヴァン・サントが恐山のイタコの力を借りてヒッチ先生にコンタクト、
涅槃のセンセは「アホゥ!」と怒鳴り協力を得られず「まんまヤルか」とデッチ上げた廃棄物、
その「サイコ」のDVDを借りてくる。
今回の目的はメイキングを見る事にあったが、それが開始早々識者スタッフが皆口を揃えて
「『サイコ』のリメイク?バカじゃないの?」と言っている、オレも激しく首を上下。
普通メイキングは作品を「褒める」方向で作るが、評判悪すぎるからな。
さてその意見する識者の中に何故かアンドレイ・コンチャロフスキー監督が居られる。
監督は「彼(サント)ほどの実力がなければリメイクなど考えないだろう」とか、
「シェイクスピアは何度も映画化されているじゃないか」などとサントに好意的なのだ。
どっちかと言えば良心的アート系の人と思えるコンチャロフスキーが何でこんな事言うのか不思議でならなかったが、
思い当たった、この人サントと同じ目にあってる。
あの「暴走機関車」の監督したじゃないか、コンチャロフスキーは。
えっ?何の事だか解らないって?あのね「暴走機関車」て黒澤が監督するはずだったのよ。
昔昔の事、黒澤がいつもの面々と一緒に仕上げた脚本を、
アメリカのインディペンデント「アブコ・エンバシー」出資で製作するはずだった。
(社長はジョセフ・レビン。大失敗戦争映画「遠すぎた橋」製作して信用失墜)
黒澤がアメリカでアクション映画やる、と随分騒がれたが惜しい事にオジャン。
で、その脚本を「原作」に新たに「イスラエルのジミー・ウォング」ことメナハム・ゴランのキャノン・フィルムが出資、
コンチャロフスキーが監督に決まった経緯は知らないが(多分「デルス・ウザーラ」繋がりだろう)
異色のアクション映画として世に出た、しかし…
オレは一度TVで観ただけだが実にヘンな映画であった。
脱獄囚がブレーキの壊れた列車に乗り合わせそれをどう脱出するのか?て話なのにオカシイのだ。
サスペンスに主軸を置かず黒澤御得意のパターン「目上の者が弟子を導く」その精神論になっちゃう、
ジョン・ボイドが(消えた)エリック・ロバーツに「便所掃除人への道」を説くんだよ。
要は「全科者が社会で信用得るにはヒタスラ耐えるしかない」て事言いたかったンでしょうが、
人生説く例えが便所掃除ですか?当時中学生のオレは「説得力ねーなぁ」と感心したものです。
まあ骨太な映画ではあるが「原作・世界のクロサワ」と宣伝しちゃ黒澤の腹も収まらない(笑)

以後、コンチャンはスタとカート・ラッセルのアクション映画(スタがインテリ役)撮るなど、
職人の位置に甘んじる結果、巨匠を真似した結果は必ず悲劇なんですね。
メイキングの発言は自分に対する言い訳?



お名前: ooshima   

今関あきよしがメンタマ繋がった人に連れて行かれたそうです。
以前から「コイツは限り無く「桜田門」に近い」と確信があったが、
師匠大林監督に負けない「ホンモノ」だったんですね。

 >「欲求に負けた」
だからそれを映画に入れろって! 師匠は映画に全部ぶちまけているだろう?
出来なきゃ右手(左手?)で我慢しろ(笑)

実は偶然にもあきよしが監督した「タイム・リープ」を観たけど、
主人公の少年がやたらと佐藤藍子の体に触るのよ。で、何故かこの少年は女性アレルギー。
「女に近付きたくないのに触らなきゃならん」と言う事だが、
フロイトかユングが観たら「巧妙な作者の願望の裏返し」と速攻で言うだろうナ。
しかし事件の後では、この映画の接触描写は監督自身が「したくて堪らない事」の半分もやってないと解る(笑)
御縄を頂戴する位だからそれなりのコトしたんだろうなぁ(羨ましくないぞ!女子中学生買春!)






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