お名前: ooshima

「ザ・チャレンジ」は国辱ベスト1ですよ、三船もさぞかし後悔したと思うよ、
世間では「007は二度死ぬ」が酷いと絶賛だけど、こっちは出てる日本人丹波だもん(笑)
丹波ならどんなトンチキでも一向に構わんが、「世界の三船」だもんな…
そう言えば「ザ・〜」には当時の「七人の侍」の生き残り、
宮口精二と稲葉義男も出演してるが、殆どセリフ無しのその他大勢扱い(笑)ショック。
フランケンがモナコレースを撮った「グランプリ」にも三船は出演している。
本田宗一郎がモデルとおぼしき「ヤムラ」と言う人物が実に自然な日本人に演出されているんで、
多分「ザ・〜」のオファーが来た時も恐らく安心したんだろうね、
「フランケンなら大丈夫だ」ってね。
極最近も「ハンデッド」とか言うクリストファー・ランバードがアメリカのリーマン役で、
出張した日本で何故か忍者の抗争に巻き込まれる、と言う大変トンチキな映画が有りましたが、
新幹線皆殺しや、忍者の首領が中国人のジョン・ローン(日本語下手糞!)
日本人には思いもつかないヘンテコマン盛りなのに、監督が時代劇の大ファンだそうで、
真っ当な部分が若干有るだけに小さく纏まった感じですね。
「ザ・〜」は三船とスコット・グレンが京都国際会館(敦夫の会社になっている)
で大殺陣を繰り広げるんだけど、警察の装備をした警備員が小銃撃ちまくるし、
それに立ち向かう我らが三船はなんと弓!!!「七人〜」の志村喬ばりに矢を放つ!!
クライマックス、実の兄弟の敦夫と三船(何て濃い兄弟!!)が壮絶に切り合うが、
無茶苦茶パワフルでこの辺はさすがフランケン。
傷付いた三船をかばい、スコットが敦夫に刃を向けた!! スゴイぞ!!
千葉チャンの「激突」のラストを彷彿するスペクタクルな殺陣が続き、
トドメの刃は敦夫の脳天真っ二つ(笑) 素晴らしくて涙も出ません(笑)
「おいっ!警察が来るぞ!!」との観客の心配をよそに、三船とスコットが正座して終ッ。
ゴールドスミスの渋〜いエンドタイトルの音楽が流れ、私はため息を吐くのでした(笑)

『黒澤映画をリメイクするなら』 [2003年9月9日 11時19分19秒]


お名前: 珍子春  

ザ・チヤレンジは最高だね。
スコットグレンがカブト虫を食べるシーンは映画史にのこる名シーンだ。


お名前: ooshima

珍子春さん、いやー全くそうですね、
ホント「パクッ!!」て絶妙のタイミングで口に咥えたからビックッリした。
「パピヨン」のマックイーンでさえ、虫を口に入れる直接の画は無かったからね。
欧米人は虫に嫌悪感しか持たないらしいから、フランケンの演技指導はさぞ凄かっただろう(笑)



お名前: ooshima

別の所で丹波の「大霊界」、ビデオ買ってウレシイ、と書いたけど、
よくよく考えると同じ様な内容の映画を観ているんだよね。
だって黒澤監督の「夢」は「大霊界」そっくりだよ、
主人公の寺尾が色んな幻想的なエピソードに係わってるだろ?
のどかな牧歌的な村に行ったかと思えば、いかりやが「鬼」で出てきたり、
リアル雛人形を若返った主人公が目撃したり、富士山が溶けてしまう悪夢が出てきたり、
こりゃ、あの世巡りだよね(笑)寺尾が臨終するシーンが無いけどさ。
これ、丹波が観たら、
「この映画は、黒澤監督が、幽体離脱をし、霊界を巡ってきたに違いないのです」
と、太鼓判を押すでしょう。
タイトルも、
「黒澤明の大霊界・こんな夢をみた!!」に改めるべきだと思う。

『黒澤映画をリメイクするなら』 [2003年9月10日 19時46分37秒]




お名前: ooshima

「クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶアッパレ!戦国大作戦」
参りました、もう勘弁して下さい(笑)本当に土下座します。
まさかまさかの本格戦国時代劇。
しかも、身分を越えた許されぬ恋を軸にした悲恋物ときた!
こんなハイレベルな恋愛映画がガキンチョに理解できるのか非常に疑問です。
こんなジャンルは、俺にしちゃ全く観たくないジャンルだけど、
「クレしん」てだけで、なんで素直に観られるんだろうかね(笑)
俺は戦国マニアじゃないからよく知らないけど、過去のどの時代劇よりも、
合戦の始まりから終わりまでのディティールが詳しく描写されていると思った。
槍は「突く」ものじゃなく「叩く」ものだと知り勉強になりました、
それに「石」が武器になるなんて知らなかったなぁ…
お話は正直「乱」よりも心に訴えるモノが確実に有ります、
普遍的な悲劇見せられても正直「あーそうですか…」てなもんですが、
恋愛感情と言う誰にだってあるモノに、凄く繊細な感情表現を施された演出で迫るから、
もうたまらない、この映画は後世に残るよ。
期待した黒澤のパロディはそれほど有りませんでしたが、
一箇所、「裏切り御免!」のセリフがあって、
それもどーしよーも無いとこだったんで笑いました。

『黒澤映画をリメイクするなら』 [2003年10月27日 21時52分37秒]



お名前: ooshima

追記、
バックのスコアも、チャンチャンバラバラの時代劇スコアじゃなく、
(全編じゃないが)重量感あふれる正攻法の管弦楽で感心した。
だってさ、「クレヨンしんちゃん」だぜ?
あんなまともなサントラが流れたらそりゃ本気ビビルよ(笑)
「乱」のスコア書いた武満を超えたと思ったね(笑) マジでサントラ欲しい。

『黒澤映画をリメイクするなら』 [2003年10月27日 22時35分7秒]





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