お名前:みなーみ

「どん底」

黒澤ダメ人間大集合映画三部作ということでこの作品
ゴーリキーの名作を江戸時代に持ってきた作品です、
監督のお得意、戯曲を映画化した一本
原作読んでませんスイマセン

またまた、うろ覚えですがこの作品と「どですかでん」は
同監督には珍しく非常に短い期間で撮影されたらしいです、つまりどちらも
カルーク肩の力を抜いて撮影されたという事でも共通してる訳ですが
馬力がこの作品にはシッカリあります。

この映画でのオススメのキャラはなんといっても「ズビズバー左卜全」
まぁ具体的に何かアクションするわけでも何でもないですが、どうも凶状持ちで
過去に色々あったらしいと言うわけありの男を演じています彼の演じてきた人間
をチョット知ってると何だか不思議な感じの役柄です

物語は柱の傾きまくった、どん底長屋のみで展開していきます、ダイナミックとは
縁の無い作品ですが、これもまた黒澤監督の作家性の一面です、見る価値はあり!

監督は戦時中、実際に映画に出てくるようなどん底長屋に住んでた経験があるらしいですが
その時の経験はその後の彼の映画に影響を相当与えてるのは明らかですね
死後の作品となった「雨上がる」も舞台は貧民の生活
監督にとってのイワユル「世間」というのは、まちがいなくこう言う世界だったと言う事だと思います

ここまで何本かの作品の感想を改めて書いてみて思ったのは実は黒澤監督は
本当は、ある一面でニヒリストだったのでは無いのかなと・・・
でもこの人の場合その反対側の人格も存在していて表向きにはそちらがメインになっている
だけなのでは???と思います、だから逆切れキャラが多数出てくる
どちらも間違いなく同監督の個性なわけですが、いかんせん「どですかでん」の
時はアンチニヒリスト黒澤が弱くなりすぎてたソウ言うことだと思います

まぁこの作品もアンチニヒルが弱いですがそれは意図的なものです
ちゃんと黒澤映画を観た気分には、させてくれます、黒澤監督のダイナミックな作品以外も
一本ぐらい観て置こうかなんて思う人にはちょっとお勧め

<お勧め度 5点満点中 2.8点>




お名前: ooshima

いっけね、「どん底」は観てなかった(笑)
「どですかでん」は「どん底」のリメイクだとオレは思っているけどね。
実を言うと「どん底」にはあまり食指がワカナイんだナ、
オレみたく「映画」より「映画音楽」が重要な(笑)人間にとっちゃ、
音楽がまるで無い作品は苦痛に感じる事があるんだ。
音楽らしいモノと言えば、長屋連中の「御囃子」(全部口でやってるからラップの走りか?)
だけだもんね。
んー、退屈しないのは解っているけど観る気がしない(笑)スマン。






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