お名前: みなーみ


<番外>
「戦艦ポチョムキン」

昔、マルクスの資本論を読んでみようと頑張ってた事があった、残念ながら僕の読書力は
極めて貧弱な為、文庫本の全八冊中、三冊を読むのが精一杯だったのだが
そんな中でも妙に印象的だったのは、パンの品質に関するちょっとした著述だった

うろ覚えだがこんな話だ、利潤追求の結果、市場に出回るパンの品質は極めて低く体に悪いと思われる。
混ぜ物が多量に入っているというような話。

コンビニのアンパンを食いながら僕はこう思った
「なんだ、今だに世の中変わって無いじゃん」

いや悪くなってる???


いやまぁ、そのロシア映画ツナガリという事で・・・そりゃタルコフスキーとか気の効いたのが、あったらよかったんですけどね(汗)

この作品は多分どこでも観れます「淀川長治、クラッシック映画百選」の中の一本ですので
このシリーズ、冒頭で同氏が懐かしい淀川節で若干うろ覚え気味の部分もありますが(笑)
非常に的確な解説をされています、これだけでも見る価値あり

この映画は、赤軍のプロパガンダ映画である、監督はセルゲイ・エイゼンシュテイン
映画の勉強をする際には必ず出てくる映画であり作品である
近年のオマージュで有名なのは1987年の「アンタッチャブル」で、つとに有名なワンシーン
「オデッサの階段」を模倣してる部分がある

映画黎明期の作品である(1925年)エイゼンシュテインという人は「モンタージュ理論」と言うのを 確立した人だ。これは現在の映画の編集理論の根っこにあたる部分といって良い。
要約すれば

「カットバックにより同一の時間の流れの中に違う物を見せる事によって、
映像の流に大きな意味もしくは別の意味を持たせる」

といった所だろうか、そういった意味でこの監督は映画史上ケシテ忘れてはいけない人なのだが
いかんせん黎明期の作品である。
当時の衝撃を僕たちが淀川氏と同じように受ける事は難しい。
ましてや内容は共産党のプロパガンダ映画・・・

しかし「オデッサの階段」は確かに今も見ごたえのあるシーンと言って良いだろう
コサック兵から逃げ惑うオデッサ市民を見ごたえタップりに描く
総ての市民が逃げる中、傷ついたわが子を抱えた母親が、涙ながらに逆方向のコサック兵に向かうシーンは 非常に絵として迫力のあるものだ。

観てる観てないは別にしてこのようなシーンを効果的に使った作家は多いのでは
無いだろうか?ぱっと思いつく中では大友克弘の「アキラ」のシーンでその効果をうまく利用している シーンがあったように思う

僕個人は、なぜかこの映画を観ているとアシモフあたりのSF作品の脳内ビジュアルがこんな雰囲気なのだが、 (もちろん思想抜き(笑))同意していただける人もいるのでは無いだろうか???

とりあえず、もしこの掲示板を見る人の中で、漫画家とか映画作家を目指す人がいるなら
勉強として一度ぐらいは観て損は無い映画とは言えると思う。

<お勧め度 5点満点中 1・5点>


お名前: ooshima

「ポチョムキン」て水兵達が「メシが不味い!」って暴動を起こす映画だよね?
それがどうして革命に繋がるのか馬鹿なオレには全然理解出来ません(笑)

マルクスはマルクスでも「マルクス兄弟」のナンセンスギャグ映画の方が人間にとって有益、
と映画秘宝に書いてました。
「我輩はカモである」はパイソンの連中も手本にする「マルクス兄弟主義」を体現したケッ作だそうです。
観たいなぁ。



お名前: みなーみ


そこなんですよ、興ざめする部分って確かに
軍隊は胃袋で動くってのは当たり前の話で、エイゼンシュタイン、もしくは赤軍が
あの部分はカナリ意図的にデフォルメしてると思います
兵糧ってのはそれなりに気を使われてる物だと思うんですが詳しくは不勉強で解りません
ゲルトさんちょっとコチラのスレにも事情通として一回降臨していただけないでしょうか(笑)

マルクス兄弟かぁ・・クラッシック映画百選には確実に選ばれてると思うんですけど
うちのボンクラツタヤには無いんですよねぇ・・・

喜劇特集も機会があればやりたい所ですね





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